ネットニュースはファンタジー
最近ネットニュースに登ると炎上するという事象がよく見られるようになった。
よくテレビを見るとバカになるというが、テレビの公共放送はある程度情報の取捨選択されているので、確実性の高い情報が多いと思うが、ネットニュースの情報はかなり千差万別だ。
希少性の高い情報もあれば、なんだか笑っちゃうような記事もある。
特に最近だと皇室のお相手絡みの情報がわんさか載っている。みんな記事が上がると我先にとチェックして、怒ったり、ほっとしたりしているが、びっくりするのはみんなネットニュースを「信じている」のだろうかということだ。
滑稽に思えるのは、子供がコロコロコミックを買って毎週ドキドキハラハラしたり、青年がジャンプを買ってドキドキハラハラ、時には敵に怒りを覚えたり、、、これと何が違うのかと思ってしまう。
コメント欄を見ていると、毎日ネットニュースに載せられるお話をみんな心待ちにしてチェックし、本気で怒ったりしている人が1000人時には5000人などいることに驚いてしまう。
誰がそれを「事実だ」と保証してくれるのだろう。
ただ、ジャンプの敵役に怒ってコメントを書き込むのとの違いは、ニュースに出てくるのは実在の人物ということだ。みんな自分の生活圏とは違う世界の話だと思うからこそ、そこに書いてある嘘か誠かもわからない話に怒ったり、時には罵詈雑言投げつけるんだと思う。そこに書いてある話はファンタジーかもしれないが、登場人物は生身の人間だということを忘れてはいけない。
そうでなければ、私たちは相手から見ればただただ「妄想に振り回されて誹謗中傷してくる人」でしかないのだから。
辞書上だと「知能の働きが鈍いこと」を残念ながら「馬鹿」と定義している。
ネットニュースを見ることは悪いことではない。大切な情報収集だ。
だけれども「ネットニュースを見て馬鹿になる」は避けなくてはいけない。